昨晩は仕事で帰りが少し遅くて
23時ごろ。
恵比寿駅の自転車置き場の近くで
駅に向かって歩く人に
なにやら声をかけている女性が…
「スミマセン」
夜の薄暗い中でも
穏やかで気の良さそうな人というのがわかって
思わず立ち止まっちゃいます
「ワタシ、コレ・・・」
と、手に持っている日本語を見せてくれるその女性。
「仕事が見つからなくて、日本の学校の費用が必要でチョコレートを売ってる」
という、マレーシアから来た学生さんのようでした。
(学生証を首からかけて見せてくれて)
「コレ、ベルギーノチョコレートデス。
ヨカッタラカッテクダサイ」
「ベルギーノチョコレート」
と2回くらい念押ししてくれて
マレーシア出身で
なぜベルギーのチョコレート?
「??」と思ったんですけど
暗い夜に立ちながら
袋につめたチョコレートを売ってるこの方
穏やかで
優しい笑顔に悪い感じがしなくて。
「いくらですか、(3袋入り・1000円でした)いいですよ」
っと、そのベルギーチョコレート
とっさにいただいてきました。
ベルギーのチョコレートは
本当に美味しいし大好きだし。
まいっか。
なんて思いながら。
・
「学校頑張ってくださいね〜!」
「アリガトウゴザイマス、アナタニイイコトガアリマスヨウニ」
「アナタニイイコトガアリマスヨウニ」
・
もしかしたら
マレーシア出身じゃないかもしれないし
日本の学校にいく留学生じゃないかもしれないし
そもそもこのチョコレートも
ベルギーのチョコレートじゃないかもしれないけれど
お金を払った時にもうすでに
そう思っていたんだけど
「アナタニイイコトガアリマスヨウニ」
なんどもそう繰り返して
素敵な言葉で見送ってくれる
この方の姿に
じんわり温かい気持ちを
もらった夜道でした。
追伸:
チョコレートをさっきやっと食べてみたら
とても美味しいチョコでした。
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