19.09.04 YOSHIYO Diary

心を豊かにしてくれること < YOSHIYO Diary >

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昨夜はベルリン在住の手塚愛子さんの個展オープニングにお邪魔しました。

わたしは以前 手塚愛子さんとコラボレーションさせて頂いたことがあり、
もう6、7年経ちますでしょうか。
(その展示、覚えていらっしゃるかたいらっしゃいますか…?)
その時からのご縁で今に至っています。
互いに近況を報告したりして連絡を取り合いながらも、
なかなか会える予定があわずに数年の月日が流れてしまっていました。
ですから、今回愛子さんにお会いできる表参道スパイラルでの個展をとても楽しみにしていたのです。

会場には美しく大胆に
織物を解体して再構築する愛子さんの作品が並びます。

愛子さんはベルリンから時折
「今こんな作業しています」と、
その時に進行しているプロジェクトの様子を画像を送ってくださる時があり、
今回の会場で展示されている作品も織物工場から送ってくださった画像から、
見覚えのあるものがいくつも並んでいました。

オープニングでは
愛子さんと福岡市美術館のキュレーター 正路佐知子さんとのトークを交えて
作品を解説くださる時間があり、大変感銘を受ける内容だったんですね….。

(わたしの文面では内容が薄くなってしまいますので、ぜひお近くの方はスパイラルへ足を運ばれてみてください! カタログの解説も素敵です。雑誌 美術手帳 12月号にも インタビューが掲載されるそうです)

言葉にし難いことを理論的に伝えることの素晴らしさ。そして言葉を通じて感じている事が確かになる瞬間。でも言葉よりも強い感情の揺らめきが存在する事。

愛子さんの作品と愛子さんの考えを伺うといつもそんな気持ちが現れます。

誰にでもおとずれる落胆 苦しい時 落ち込む時。
わたしの場合は美術作品は 希望の気持ちを与えてくれるものです。
サッと差し込む日の光のよう。もちろん苦しくない時もです。
「気」を強くしてくれるもの。
多分わたし自身が自分が作るものもそうでありたいと願う気持ちがシンクロしているのかもしれません。

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