みなさま、こんにちは。
プティローブノアー伊勢丹新宿店にて『箔プリント×リネン』をテーマとしたイベント開催にあたり、プティローブノアーの作品のルーツをたどり魅力をお伝えする企画。
今回は #1 阿部好世とたどる、『手捺染』による箔プリントの魅力 に引き続き#2をお届けいたします。
まだご拝読でない方は、ぜひ#1からご覧くださいませ。
箔プリントは箔をしっかりと定着させるための土台づくりからはじまります。
そこで大事なのが、のり付けの工程。ここでの作業により後々の仕上がりが決まるのです。
布にむらが出ないよう均等にのばすこと
目視で細かいごみ取り除くなど、1枚1枚慎重に行われていきます。
のり付けはのせる量や布との相性、工場内の湿度や気温により状態が変化するそうで、コツをつかむまではとても大変な作業なのだそうです。
のりをしっかりと乾かしたあとは、いよいよ箔プリントの工程に移ります。
箔プリントは、このプレス機を使用します。
どっしりとした重厚感には、大切に使い込まれた深い味わいが。
熱でのりを溶かしながらプレスすることで箔と布を定着させるため、まわりには熱気がたちこめます。
プレス後は冷まして粗熱をとり、一気に箔を剥がします。
これで完成です。
こうして箔プリントはうまれます。
上質な箔プリントをうみだすために時間や手間を惜しむことない職人の姿勢には、ゆるぎない気風を感じました。
箔プリントのもうひとつの魅力は経年変化により箔がはがれ、質感が変化していくこと。
日々の使い方や環境により、世界にひとつだけの箔プリントに。
同じ表情の物はひとつとしてありません。
機械では出せない手仕事だからこその質感と、職人たちの思いがこめられたあたたかさ。
この魅力を間近で感じてみませんか。
5月2日(水)から13日(日)までプティローブノアー伊勢丹新宿店にて開催される『箔プリント×リネン』のイベントでは、
箔プリントの特別展示を展開いたします。
箔プリントに携わる職人たちの写真展示や実際に施された布など、見て触れて楽しめるスペシャルな展示を予定しておりますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。
みなさまのご来店を、スタッフ一同こころよりお待ちしております。
___________________________________
―箔プリント×リネンー 2018 Spring Summer Collection
2018年5月2日(水)-13日(日)
伊勢丹新宿店本館3階=リ・スタイル
お問い合わせ:伊勢丹新宿店本館3階=
リ・スタイル/プティローブノアー
03-3352-1111(大代表)
___________________________________