このリング画像がものすごく気に入っています。この背景のピンクの色合いといい お気に入りのリングたちのかわいらしい重なりといい・・ 素敵に撮影いただけたことがとてもうれしい記念の1枚です。リング自体がものすごくスペシャルなアイテムなので長年時間をかけてこんな素敵な1枚に撮影で納めていただけてうれしさひとしおです。
他のリングといろいろ見比べていただくと、みなさまにもその作りの良さが心から実感いただけると思います! きかいがあったらぜひ実物をご覧いただきたいくらい。
制作現場の話になりますが、今は型に金属を流し込んで固める手法が主流になっています。(表現が薄くて恐縮なのですが、流し込み・お菓子作りのマドレーヌを思い出していただけるとイメージしやすいかもしれません・・・マドレーヌの型に生地を流すような感じ)
petite robe noireのプラチナリングと18金ゴールドのリングは、地金をたたいてたたいて、何度も何度もたたきながらこのリングに仕上げる「昔からの作り方」なんです。たたきながら作り上げる「昔からの作り方」だとずっしりと金属の密度が詰まった仕上がりになります。たたきながら形をつくりながら、削りながら1つ1つ調整してリングの形状に仕上げます。熱くて硬い金属を、そのような過程で仕上げるには熟練者でなければできません。腕のいい職人さんにお願いできなければ作れないリングなんです。
最終仕上がるリングは肌馴染みが良くて指の周りにすっと吸いつくようなやさしい曲面が特徴で、この感触が 実は一番 みなさまに実感いただきたいところなのです!!
模様も刻印も全て手作業。刻み模様もサンプルを見比べると1つ1つちがいます。1石ずつ違うダイアに合わせて(パールに合わせて)リズムがあるのでしょうね。「石入れが一番緊張する、コンディションがいい時でないと石入れはやらない」といつか職人さんがおっしゃっていました。人の温かみを感じますよね。そういうところがすごくすきです。