Story #007

コットンパールのはじまり

今では1つの素材として一般的に使われているコットンパール(丸く圧縮したコットンに
パール加工をほどこしたパーツ)ですが、2007年までは、その存在さえ知られていませんでした。
使われることなく保管されていたデッドストックのコットンパールを阿部が見初めたことから、
プティローブノアーのコスチュームジュエリーの素材としての使用がはじまります。

1960年代ごろ日本で作られていて、その後見向きもされなくなり、長い間倉庫で眠っていた、たくさんのコットンパールたち。その美しさ、本真珠とは違ったあたたかみのある光沢感、驚くほどの軽さに魅力と可能性を感じ、ブランドを代表するコットンパールのコスチュームジュエリーが生まれました。

デッドストック品には限りがあったため、コットンパールを生産してもらえる技術者と工場を阿部が探し求めた結果、現在、再び日本での生産が行われるようになりました。プティで使用しているコットンパールもすべてデッドストック品ではなく、新しく作られたコットンパールです。

プティのコットンパールは、真っ白ではありません。あたたかみのある、シャンパンゴールドに近いオリジナルカラーとなります。また、丁寧に時間をかけて品質管理を行っているため、1粒1粒がとてもきれいです。このすてきな素材が、一過性のものとならないように大切に長く育てていきたいと思っています。