
petite robe noireのコスチュームジュエリー
petite robe noireは、
1926年にシャネルがデザインした「リトル・ブラック・ドレス」を意味するフランス語で、
着る人の美しさを引き立てるシンプルなお洋服の名前に由来しています。

そのドレスに映えるようなコスチュームジュエリーを思い描きながら、
日本の職人さんたちと共にオリジナル制作を始めたのが、2007年のことです。

petite robe noireのシグネチャーとなったコットンパールを見出し、
真鍮を用いたアルチザンなコスチュームジュエリーの数々を生み出してきました。
それは、日々の装いを華やかにするだけでなく、
身につけることで素敵な1日が始まるような、
心弾む気持ちを届けたいという思いからデザインしていました。

ブランドで使用してきたコスチュームジュエリーの素材は、
日本の職人さんたちが丹精込めて制作していたものです。
しかし、後継者不足や資材の高騰によって素材自体の生産が難しくなり、
さらにジュエリーを手がける職人さんも少なくなっていったことで、
徐々に思い描くものづくりを続けることが難しくなっていきました。

そうした背景と並行して、
アート作品のように色とりどりのカラーを自分のアクセサリーにも取り入れたいという思いが強まり、
色石を探しに世界を巡るようになりました。
そんな中で出会ったシルバーの魅力にも導かれ、
現在は、世界にひとつだけの色石を阿部自らがシルバーで包み込んだ、色石シリーズを制作しています。
その一方で、長くコスチュームジュエリーを愛してくださっている方々から、
再び手にしたいという声をたくさんいただくようになりました。
その想いに背中を押され、あらためて制作が可能な職人さんと出会うことができ、
一部のデザインを受注生産というかたちでお届けできるようになりました。

時代や制作環境が変わっても、こころ惹かれるかたちや、
身につけたときにふと気持ちが弾む感覚は、今も変わらず大切にしていきたいものです。
これまで積み重ねてきた時間と、今あらためてつながった手仕事から生まれる、
petite robe noireらしいどこかいびつであたたかみのあるジュエリーを、
お楽しみいただけたらうれしいです。