
メキシコの暮らしと、手仕事の豊かさ
メキシコを訪れるたびに、
この国の伝統や素朴な佇まい、鮮やかな色彩に目を奪われます。

石造の家、ヴィンテージカー、不揃いなかたちの農作物。
自然の恵みを大切にした食事や、
道具や家具を大事に使い続ける姿勢に、
欧米とはまた違うヴィンテージの魅力や、
土地に根ざしたおおらかさを感じていました。


何度目かのメキシコ訪問で、職人の工房を訪れる機会があり、
実際に手を動かす現場を見ることができました。

彼がものづくりをする工房の奥にはキッチンがあり、
食べることや眠ること、そして手を動かすことが
どこか自然につながっている。

ものづくりと暮らしが無理なく同じ場所にあることに、
効率や合理性だけでは測れない、手仕事の豊かさを感じました。

メキシコのシルバー職人は、ただかたちを整えるだけではなく、
素材と向き合いながらひとつひとつ自分の手でジュエリーを仕立てていきます。
同じデザインであっても、手の力加減や感覚の違いで少しずつ表情が変わっていくこと。
整いすぎていないかたちやどこかに人の手の跡が残るところ。
そのわずかな揺らぎにこそ、生活そのものが反映されているように思うのです。

ひとつのジュエリーの中に長い時間をかけて受け継がれてきた技法と、
それぞれの職人の生きた証が息づいていることに、
私はいつも心を動かされます。

完成された美しさだけではない、生活の延長にある手仕事の魅力を、
petite robe noireのジュエリーから感じていただけたらうれしいです。

Archive
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プティのかけら〜 A Piece of petite robe noire〜#005
もうひとりのシルバー職人、ファウストさんのこと
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プティのかけら〜 A Piece of petite robe noire〜#004
メキシコのシルバー職人、師匠のReyのこと
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プティのかけら〜 A Piece of petite robe noire〜#003
petite robe noireのメソ・シルバー
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プティのかけら〜 A Piece of petite robe noire〜#002
こころが動く、小さなきっかけ
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プティのかけら〜 A Piece of petite robe noire〜#001
petite robe noireのコスチュームジュエリー
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#001
アクセサリーのちから
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#002
アクセサリーは自分のこころを表す
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#003
ものを作るとき
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パールの魔法を感じるのは
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アクセサリーで使う素材「金属」
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コットンパールのはじまり
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#008
手作りへのこだわり